防災・災害グッズはどれくらい用意したらいい?

住まい

Q.災害グッズを揃えたいです、何が必要?

いざと言う時の為に災害グッズを揃えようと思っています。
ですが、災害グッズを一度も揃えたことが無いので何から揃えればいいのか分からず。
1から揃える時には何が必要なのか、災害グッズを揃える際に気を付けることがあれば合わせて教えて下さい。

A1.非常持ち出し品と非常備蓄品に分けて

災害グッズを用意する時にはまず、非常持ち出し品と、非常備蓄品の2種類を用意して下さい。
非常持ち出し品は避難所などに持っていける程度の荷物、非常備蓄品は自宅で避難生活を送るのに必要な程度の荷物です。
それぞれ別々の付録においておくことはもちろん、間違えて持ち出すことが無いように保管場所も分けておくと良いと思います。

非常持ち出し品の場合はその荷物を抱えて逃げないといけないので、重すぎるとNG。
女性であれば10㎏まで、男性であれば15㎏までを目安にすると良いかと。

まず非常持ち出しの方には、1万円程度の小銭を含めた現金、身分証明書と通帳のコピー、車や家の予備の鍵などの貴重品を入れて下さい。
次に、乾パンや飲料水などの賞味期限が長い飲食物、懐中電灯や携帯ラジオなどの機器、レジャーシートにポリ袋、タオルやブランケット、簡易トイレ、ポリ袋にウェットティッシュ、常備薬を入れた救急セットにライター、ろうそく、折り畳みナイフなんかがあると便利です。
後はケガをしたときなんかに使える生理用品とかもあると良いですね。

反対に非常備蓄品の場合、上記の荷物の他にも、2Lの飲料水ペットボトルや卓上コンロ、鍋ややかん、割り箸や歯ブラシ、固形燃料にインスタントラーメンやレトルト食品、アルファ米とかの食料があると良いと思います。
3日間は家に閉じ込められて、電気が使えなくなったりしても生きていけるように準備しておくと安心です。

持ち出しやすい場所に置く

せっかく用意した持ち出し袋を、クローゼットの奥に入れておいたせいで、地震が来たときに持ち出しが出来なかったって言う人が結構いるそうです。
なので玄関先に置いておいたり、いざと言う時にすぐに持ち出せるように準備しておくことをおすすめします。

持ち出しやすい場所に置くことはもちろん、自分が居なくともいざと言う時に持ち出せるように家族の人にもバックがある場所を事前に伝えておきましょう。
分かりやすい場所に置いておかないと探す手間があったりするので、災害時に持ち出せなくなります。

家族構成に合わせて詰める物を変える

赤ちゃんがいたりシニア世代の方がいる場合は、それに合わせた荷物を入れる事も忘れずに。
特に赤ちゃんの場合は粉ミルクなど食事部分や体を冷やさないように毛布などの防寒グッズを中心に用意して下さい。
シニア世代の場合、おむつだったり、予備メガネや持病のお薬、看護用品などがあれば一緒に準備しておきましょう。