Q.子どもが嘘を吐いてごまかそうとしました
6歳の男の子の母親です。
最近、子どもが嘘をつくようになりました。
担任の先生からも、「嘘をついてごまかしたり、ずるをするのが気になっています」という連絡をいただき、心配しています。
先生によれば、「今のうちにきちんとしつけをしておかないと、後になって大変です」ということです。
きつくしかるとごまかそうとして余計嘘をつくので、どうやって言い聞かせたらいいのか悩んでいます。
A.子供の嘘には理由がある
子どもというのは、かなり小さい頃から嘘をつくことがあるものです。
早い子では、2歳半ごろになると嘘をついて親を悩ませることがあります。
小さい子どもというのは、空想の出来事や願望を口に出しても、それが嘘だという自覚がありません。
ところが3歳ごろになると、自分の言うことと現実に食い違いがあること、嘘をつくことのメリットなどに気づきはじめます。
子どもによっては頻繁に嘘をつくことがあるのですが、3歳から6歳ごろまでの嘘というのは、大人から叱られるのを避けるために嘘をつくようになります。
小学生から中学生ぐらいになると、自分のプライドを傷つけたくない、あるいは両親に心配をかけたくないという思いから嘘をつくようになります。
こんなときには、「なんで嘘をつくの?!」と頭ごなしに叱らないで、学校でいじめられていないか、嫌な同級生がいないかなど、遠回しに会話を進めていくといいでしょう。
そうすれば、なぜ嘘をつかなければならないのか、根源となる問題点がわかることがあります。
中学生にもなると、親に隠し事をしていて、やむなく嘘をつくこともあります。
親が思いもよらないトラブルに巻き込まれているのに、嘘によって問題を隠している場合もありますので、子どもとの会話を怠らず、なぜ嘘をついているのか原因を探ってみましょう。
A.嘘を吐くのは人間としての成長
子どもが嘘を吐くのは、人間として成長してるっていうことだから、あんまり気にしないほうがいいんじゃないかな。
自分の子どもの時を考えてみたら、嘘をいっぱいついてたと思うし、嘘をつかない子どもなんて逆に真面目すぎてつまらないよ。
人間としてもなかなか成長しないと思うし。
子どもからすれば、親に心配をかけたくないから嘘をつくっていうことも多いわけだし。
逆に、子どもが嘘をつかなきゃならないような状況で育ててる自分のことを、一度反省してみたほうがいいかもしれない。
ただ、金銭のトラブルなんかに関わってる心配があるなら早めに解決しておいたほうがいいから、担任の先生ともよく相談したほうがいい。
いずれにせよ、子どもが嘘をつくのは、「必要だから」なんだよ。
兄弟仲が悪い子も、嘘が多くなるかもしれないな。