家のメンテナンス費用を節約したい

Q.家のメンテナンス費用は節約できる?

10年前に建てた一軒家に家族で住んでいるのですが、子どもの教育費などもかかり、家計が大変です。
家の外壁やバルコニー、水回りなどもそろそろメンテンスが必要な時期になっていて、費用がかなりかかってしまいます。

家のメンテナンス費用というのは、どうやったら節約できるものでしょうか?
いい方法がありましたら教えてください。

A.メンテナンス費用の節約方法

家の中でメンテナンスをしなければならない箇所はたくさんあって、それぞれ数十万円〜数百万円するわけだから、少しずつでも節約できる箇所があれば節約したいよね。
メンテナンス費用は、固定資産税の控除が利用できるから、これは絶対に見逃さないことが大切。
控除をするためには条件があって、例えば住宅用地であること、住宅一戸につき200平方メートル以下であることといった条件を満たせば、評価額が3分の1〜6分の1になる。
さらに、購入した家が新築なら、税額が2分の1になるので、必ずチェックしておきたいところ。

それと、火災保険に重複して入っていないかどうかも、必ず確認しておこう。
補償内容が重複する2つの保険に入っている人は、どちらかひとつにまとめてしまえば、それだけ火災保険を節約できて経済的。

A.メンテナンス費用について

一軒家というのは高価な買い物ですが、一度建てればあとはお金がかからないというわけではありません。
定期的に外壁を塗り替えたり、水回りを修理したり新しくしたりといった基本的なメンテナンスに加え、床の張替えやキッチンのリフォームなど、さまざまな面でお金がかかります。

メンテナンスの中でも最も大掛かりで、しかも費用も高めなのが外壁と屋根です。
外壁が劣化しているのにも関わらずメンテナンスを怠ってしまうと、浸水、あるいは漏水などといった被害に見舞われることがあります。
外壁の塗装を塗り替える程度であれば費用は60万円〜100万円程度で済みますが、サイディングの打ち替えなどを行った場合には200万円前後のお金がかかってしまうことも珍しくありません。
屋根も費用が高くなる傾向があり、施工方法によって金額は60万円〜200万円とまちまちです。

この他、基礎・構造体やバルコニー、ドア、窓など、メンテナンスしなければならない箇所は山程ありますので、計画的に資金繰りを行い、無理のない範囲でメンテナンスを進めなければなりません。
大掛かりな箇所は、だいたい10〜15年ごとのメンテナンスが目安ですから、この時期に合わせて積み立てなどをしておくのもおすすめのアイディアです。
家族の安全性のことも考えて、耐震構造・制震リフォームを行ったり、あるいは太陽光発電の導入を検討してみたりすることも必要かもしれません。